太陽系最後の日(アーサー・C・クラーク、ハヤカワ文庫SF)

本の背丈が高いので、ブックカバーからハミ出ます。むぅ。
クラークの日本独自版短編ベスト集の第1巻だそうな。
短編9本+α。読んだことあるようなのも混じってますが、まぁ忘れてるので気にしない(^^;)。あと、翻訳者の競演みたいな雰囲気でも楽しめます。

  • 太陽系最後の日 ・・・ラスト一行が良いですね。どんでん返しというか、想像が膨らむというか。他の作品でもその傾向ありますが。
  • 地中の火
  • 歴史のひとこま ・・・冒頭の気高い雰囲気もラスト一行でぶち壊し(^^;)。ある意味予想通り(^^;)。
  • コマーレのライオン ・・・異世界の少年一人旅ってのもクラーク節なんですかね。
  • かくれんぼ ・・・短かすぎる気もしますが、ハードSFのエッセンスが詰まってる感じ。
  • 破断の限界 ・・・書かれた時代(1949年)を考えると、恐ろしく先進的。「バージニアによろしく」(だっけ?荒木飛呂彦)とか「告白」(かわぐちかいじ)とかを思い出しました。
  • 守護天使 ・・・「幼年期の終り」の原型だそうで、あそこまでの叙情はないですね。
  • 時の矢
  • 海にいたる道 ・・・異世界の少年一人旅。
  • 貴機は着陸降下進路に乗っている―と思う ・・・マシンとテクノロジーへの愛があるなーと。