2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

菜の花の沖4(司馬遼太郎、文春文庫)

蝦夷地で本格的に函館開発に取り組みます。 終盤、大阪に帰って1700石積み武装商船を3隻建造します。大商いになってきますな。 クナシリ、エトロフ、千島列島など北方領土問題の事の起こり、というか「領土」の認識がそもそも違ったのだ、ということを説明し…

菜の花の沖 3(司馬遼太郎、文春文庫)

1500石積みの辰悦丸が秋田土崎港で出航し、兵庫で高田屋を文字通り旗揚げし、蝦夷地に入って最上徳内をはじめ幕臣の多士済々と出会いを増やしていきます。 工藤平助、林子平(仙台の偉人?)あたりもちょこっと出てきました(余談で)。 松前藩のアイヌの扱い…

菜の花の沖 2(司馬遼太郎、文春文庫)

嘉兵衛が江戸まで筏で下り、那珂湊で中古船を手に入れ、その五百石船「薬師丸」で日本海航路を秋田土崎まで。淡路島に戻ってムラ社会と和解できました。 熊野、長崎、隠岐、酒田あたりも出てきましたが、石巻や気仙沼には行かないのかな。 しかし関西の地理…