メデューサとの出会い(アーサー・C・クラーク、ハヤカワ文庫SF)

ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラークの第3巻。
解説によると、太陽系一周を企図して編んだそうです。
読んだことあるのも多いけど、新訳したのも多い感じ。どこが違うとかは分からないけど、酒井昭伸の訳は読みやすくて好きです。
しかしサバイバルものってもクラーク節の一つなんですかね。短編化しやすいのかも?

以下ねたばれ。

  • イカルスの夏 ・・・太陽近傍を通過する小惑星でサバイバル。上下感覚が狂ったところの描写がすごい。
  • 彗星の核へ ・・・火星軌道あたり?の彗星でサバイバル。一行目で「あー、あれかー」と思い出しました。
  • 土星は昇る ・・・むかし、凹面鏡磨きをやっていた親父の背中を思い出しました。
  • 未踏のエデン ・・・金星で宇宙戦争。生物汚染ですよ。
  • 憎悪 ・・・グレートバリアリーフ海底でサバイバル。
  • ドッグ・スター ・・・月の裏側でサバイバル。
  • メイルシュトレームⅡ ・・・月上空でサバイバル。こいつは傑作だよね。
  • きらめく生きもの ・・・インド洋海底で未知との遭遇。熱電発電って実用化されてるんかなぁ。
  • 秘密 ・・・月面。
  • 太陽からの風 ・・・静止軌道太陽風ヨット。何度読んでも美しい。
  • 神々の糧 ・・・これはどうよ?
  • 無慈悲な空 ・・・ヒマラヤ登山。
  • 地球太陽面通過 ・・・火星地表でサバイバル失敗。淡々と学術記録してるだけなのに、なんだこの詩情は。
  • メデューサのとの出会い ・・・木星上空で未知との遭遇。フェイダーリンクとかジュピターゴーストみたい(順序逆)
  • グレート・リーフ
  • 五感以上 ・・・蜘蛛の巣が身体感覚の延長ってのを読んで、Webも感覚の延長という意味合いだったのかなとか。
  • バックトゥ2001
  • 信条