2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

ひとりっ子(グレッグ・イーガン、ハヤカワ文庫SF)

2006年も押し迫ってあと10日ほど。あぁ忙しい、という時ってかえって現実逃避をしたくなるもので。 難解だけに何回か読み返すのが常のイーガンの新刊(短編集)ですので、たぶん読了する頃には年を越してるでしょう。良いお年を。 ・・・最初の2編読んだ感じで…

青鱗館の恐怖 帝都探偵物語(赤城毅、光文社カッパノベルス)

「くだんのはは」の前に読んでたけど書き忘れてました。妖怪モノです。「木乃伊」の文庫落ちまでが長かったので、ノベルズ版で読んでしまいました。 内容自体はいつもどおりですが、タイトルについて一言。 「ハエ男の恐怖」という映画の邦題は秀逸だなぁと…

くだんのはは(小松左京、ハルキ文庫)

ハルヒ文庫の小松作品は絶滅危惧種なので行きずりの本屋で保護。なんかここんとこ妖怪モノが続いてるような気が。 くだんのはは・・・芦屋のお屋敷の見てきたような描写や戦時中の少年の考え方・行動とか、ラスト1行の衝撃とか、小松節を堪能させていただきま…

RD-XD92D 3代目襲名

AV

初代よりも病篤く、2代目は起動すれば必ずフリーズし、全ての予約録画を録り損ねるという事態に及びました。HDDや設定の初期化などを施した後も治まらず、この一週間ほどはご隠居のRD-XS40が復帰してAVライフをなんとか繋いでおりました。先週のKanonを逃し…

虹のつばさ(赤城毅、講談社ノベルズ)

赤城毅の最高傑作!ひたすら楽しいだけの本! 読み返すのは久々、3度目か4度目。「紅の豚」をベースに、ラピュタやカリ城、ナディア、黒い三連星、仮想戦記、宝島―いろんな要素が詰め込まれたストーリー、キャラクター。それを萌え萌えシンプルかつ懐かしい…

ホクサイの世界(小松左京、ハルキ文庫)

ショートショート全集の1。古本屋でなんとなく購入。 60年代「宇宙塵」掲載のものが多いようで、ちゃんとSFしてるのが多い気がします。 「花のこころ」・・・ひょっとして生け花雑誌にこんなファーストコンタクトSFを載せてたんでしょうか。 ホクサイの世界―小…

神様のパズル(機本伸司、ハルキ文庫)

ちょっと前に話題になってたけどすっかり忘れてて、こないだ書店で平積みになってたので手を出してみました。映画化されるそうで、そのキャンペーンなんですな。表紙からしてすっかりラノベだと思いこんでましたが、最近では棚自体見かけなくなってきたハル…

蟲忍-ムシニン-(古橋秀之&前嶋重機、徳間デュアル文庫)

なんとなく古本屋で購入。 なんか、巨大な物語の氷山の一角みたいな感じです。自分にもうちょっと若い感覚が保ててればもっと面白がれたのかもしれません。蟲忍―ムシニン (徳間デュアル文庫)作者: 古橋秀之,前嶋重機出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2004/0…