2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

新・世界の七不思議(鯨統一郎、創元推理文庫)

ちょっと前に読んだ「邪馬台国はどこですか?」の姉妹編。 だいたい話の組み立て方やキャラが分かってきたのもあって、前作のほうが面白いなーと思いながら読み進めてましたが、「衝撃のラスト」ってやつですな。短編集と思って見くびってました。面白い、上…

午後のブリッジ(小松左京、ハルキ文庫)

八戸でサルベージした3冊のラスト。ショートショート全集の5でラスト。 「ばあや」を探せ・・・なんでも新製品がいいんじゃないんだよって家電業界向けだなぁと思ったら、「日立電子」に掲載だったようです。なんか掲載紙に合ってるようで、内容的には全然合…

テアトル東向島アカデミー賞(福井晴敏、集英社文庫)

私信になりますが、とりあえずベーダー君とハタさんとケイダー君はこれを読みなさい。 中身は映画評なんですが、もう偏り方が素晴らしすぎます。 書店で見たとき筆者名と表紙絵のギャップに思わず手に取り、ばっと開けたら「ガメラ 大怪獣空中決戦」ですもの…

邪馬台国はどこですか?(鯨統一郎、創元推理文庫)

面白い! 登場人物4人の酒場の会話だけでこんなにトリップ感が得られるとは。なんか芝居を見てる感じ?いや、芝居なんて全然見ませんけど。 内容的には宗像教授ばりのトンデモ歴史仮説ミステリの短編集。あの漫画の場合、恐ろしく説得力のある絵があるので…

こちらニッポン・・・(小松左京、ハルキ文庫)

八戸で保護したものの一つ。 首都消失の系統に連なる(順序は分からんけど)都市パニック社会シミュレーションもの、と括っちゃっていいのかな。市井の人々の考え、行動に寄った描き方が面白かったです。あと、当時(昭和51年)は従軍経験者が市井に居たんで…

星界の断章II(森岡浩之、ハヤカワ文庫JA)

星界シリーズの番外編短編集。もう2刷でした。 とはいえラフィールとジント以外の登場人物はほとんど覚えてなくて、一度通して読み返すべきだなぁと思います。星界の断章〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)作者: 森岡浩之出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/03/01…

老人と宇宙(ジョン・スコルジー、ハヤカワ文庫SF)

宇宙と書いて「そら」と読む。ヘミングウェイは関係ありません。「宇宙の戦士」「終わりなき戦い」の衣鉢を継ぐ宇宙泥沼戦争絵巻。「さぁ来いモンキー野郎ども、人間一度は死ぬもんだ」は座右の銘です(^^;)。 中盤までの感じ、従軍経験を下敷きにしてる前述…

Come Across〜DEARS朗読物語〜vol.1 日本の昔話(田中理恵、若本規夫、能登麻美子、DEARS)

AV

さらにおまけ。一緒に注文してたCDも届きました。 能登麻美子の担当は羽衣伝説と鬼六。天女様の声なら、なるほどこうであろうと。あまりの気持ちよさに脳味噌とろけて眠くなりました。 若本規夫が「かちかち山」やってるんですが、うさぎさんカッコよすぎま…

ガンヘッド(原田眞人監督、東宝ビデオ)

AV

おまけ。ようやくDVDが届きました。いろいろアラの目立つ作品ですが、B級だと判ってればそれなりに楽しい!変形シーンが燃える! というか、実はサントラ目当て。素晴らしい!当時、えー'89年公開だから、高校生か?テープに録って死ぬほど聴きまくってまし…

ふかなさけ(小松左京、ハルキ文庫)

ショートショート全集の4。先日八戸の本屋で絶滅危惧種を発見し、この際だからと3冊ほどまとめて保護したうちの一つ。いまひとつこれは!というのは無かったなぁ。 一生に一度の月・・・アポロ11号の月面着陸を茶の間のテレビで冷奴を食いながら見ているとい…

バビロニア・ウェーブ(堀晃、創元SF文庫)

野尻抱介氏絶賛のハードSF。書かれたのが1988年だそうなので、古典というほど古くもないんですな。読み始めの感じ、巨大構造物な人には堪らんでしょうねぇ。 タイトルが必殺技の名前っぽいので、檜山修之の幻聴が聞こえます。どーでもいいですけど。 …中盤。…

沈黙のフライバイ(野尻抱介、ハヤカワ文庫JA)

ロケットガールのアニメも始まり、書店では野尻抱介まつりが・・・やってませんでした(^^;)。 待望の新作短編集。他にも今月の新刊は面白そうなのがありますねぇ。 沈黙のフライバイ・・・いつもながらファーストコンタクト好きだし、上手いなー。タイトルでねたば…