90億の神の御名(アーサー・C・クラーク、ハヤカワ文庫SF)

ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラークの第2巻。
短編15本+エッセイ。クラーク30代の1950年代に書かれたものを中心にまとめてあります。ほとんど(や、全部?)がスプートニクショック(1957年)以前の著作だというのがすごい。
・・・読了。
やっぱり脳内画像は星野之宣でした。

  • 前哨 ・・・月面探検。液体の水の痕跡とか、当時最新知見が今とはギャップがあって、逆に面白い。
  • 月面の休暇 ・・・月面探検。ほのぼの来るべき21世紀家族。
  • おお地球よ・・・ ・・・月面探検。
  • 時間がいっぱい ・・・加速装置。
  • 90億の神の御名 ・・・ラスト一行に尽きますなぁ。
  • 木星第五衛星 ・・・X文明人がメインに来るのかと思ったんですが。
  • 夜明けの出会い
  • 海底牧場 ・・・長編版の一部分を切り取った感じ。
  • 密航者
  • 星 ・・・「な、なんだってー!」って感じのオチです(^^;)。
  • 月に賭ける ・・・月面を舞台に小噺を一席。この作品群は前にも読んだけど、ウィットあふれる感じで愉快愉快。月に大気がある、てのはどうなんだろう。ぐぐってみたところ、1988年にナトリウム希薄大気があるという観測がなされたそうです。クラークのすごい先見性ということなんでしょうか。近未来SFって難しいね。
  • 究極の旋律 ・・・タイトルどおりの法螺話。
  • 天の向こう側 ・・・静止軌道ステーションを舞台に小噺を一席。
  • 遙かなる地球の歌 ・・・硬質の叙情という奴ですな。ロマンスというにはちょっとどうかと思いますが(^^;)。
  • 幽霊宇宙服
  • ベツレヘムの星