2008-02-01から1ヶ月間の記事一覧

妙なる技の乙女たち(小川一水、ポプラ社)

小川一水の新刊。ハードカバーだったら手が出ないなーと思ってたら、ソフトカバーでひと安心しました。 軌道エレベーターが完成した近未来。赤道直下の新興宇宙産業集積地で働く20代〜30代前半の女性の姿を描く連作短編7本。ガテン系SFを描かせたら天下一品…

マップス・シェアードワールド 翼あるもの(長谷川裕一ほか、GA文庫)

長谷川裕一の大傑作スペオペ漫画「マップス」を題材に、SF小説家たちが短編アンソロジーを編みました。続編が出たおかげでしょうが、なんで今ごろ?みたいな(^^;)。細かいとこもう忘れてるよ? 古橋秀之目当てで買いましたが、結構執筆陣が豪華。カラー口絵…

虎よ、虎よ!(アルフレッド・ベスター、ハヤカワ文庫SF)

長門有希の100冊のひとつ。有名作ですが、初読み。 個人的にはピカレスクロマン?っていまいち手が出にくいのですが、新装版が出てたのでなんとなく。 東京に遊びに行く新幹線往復路で読む・・・つもりだったのですが、強風で運行が乱れ、往路だけで読み終えて…

司政官 全短編(眉村卓、創元SF文庫)

大阪に法事に行く、飛行機往復路で読み進めます。が、風邪引いてまともに読めませんでした(^^;)。 眉村卓ってまともに読んだことありません。「ねらわれた学園」くらい?解説読んでたら「工事中止命令」もそうみたい。大友克洋のアニメのやつは観ましたね。 …

銀河帝国の崩壊(アーサー・C・クラーク、創元SF文庫)

粗筋だけは知っているけど読んだことない古典名作SF、というやつです。書かれたのは1953年。しかし、井上勇氏の翻訳は本当にとっつきにくいというか読みにくいです(TT)。 序盤。 5億年後の地球とはまたえらい飛躍です。どうやら不老不死も確立されてるみた…

少女には向かない職業(桜庭一樹、創元推理文庫)

飲みに上京する新幹線往路で読了。 桜庭一樹2冊め。黒いだろうなーと思いながら読んだので、「砂糖菓子〜」ほど打ちのめされずに済みました。 脳内キャストは宮乃下に小清水亜美、葵に広橋涼。だったけど、これも逆の方が良かったかも。少女には向かない職…