赤城毅

書物幻戯(赤城毅、講談社ノベルス)

シリーズ初の書き下ろし長編。 ジャスミン革命に揺れるエジプトを遠景に、ナチスドイツの北アフリカ戦線を経て、古代アレキサンドリア図書館まで、まぁ3000年くらい?を鷲掴みにするスケール感。それでいて、いつもどおりの淡々とした美文な語り口で進みます…

書物法廷(赤城毅、講談社ノベルス)

稀覯本ミステリ?ってゆうのかな、「書物狩人」のシリーズ第3弾。 静かで何事が起きるわけでもなく、しかしドラマティックで美文がいいんだ、このシリーズは。装丁もきれいだし。何回か読み返しても、味わいがよいです。 短編4本。 クイナのいない浜辺 ・・…

薔薇とサーベル ナポレオン戦争秘史(赤城毅、朝日ノベルズ)

久しぶりの赤城毅。 1815年プロイセンを舞台に活劇。 もうひとひねり欲しかった感。 追記。いや、これでいいのだ。赤城毅なんだから。薔薇とサーベル ナポレオン戦争秘史 (朝日ノベルズ)作者: 赤城毅,滝沢聖峰出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2010/02/…

書物迷宮(赤城毅、講談社ノベルス)

正直シリーズ化されるとは思ってなかったので、続編が出てくれて嬉しい限り。赤城毅の美文が活き活きしてます。 現代を舞台に、本を巡る歴史ミステリ短編4本。どこから嘘なのかわからんけど、いい感じでペテンにかけてくれます。 書庫に入りきらぬ本 ・・・ス…

黄泉に舞う蝶 帝都探偵物語(赤城毅、光文社カッパノベルス)

安心と信頼の木暮十三郎シリーズ。 礼乃さんの出番がッ(泣)!黄泉に舞う蝶 (カッパ・ノベルス)作者: 赤城毅出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/06/20メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る

オフィス・ファントム File 3 史上最強の要塞(赤城毅、祥伝社NON NOVEL)

あとがき。時代劇付き。オフィス・ファントム file 3―長編冒険スリラー 史上最強の要塞 (ノン・ノベル 843)作者: 赤城毅出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2008/02/01メディア: 新書この商品を含むブログ (5件) を見る

贋作遊戯(赤城毅、光文社文庫)

前作「紳士遊戯」の文庫化から結構間が空きましたが、これは第3作が近いということ?かな? 図らずも赤城毅連チャンになりましたが、オフィスファントムの口直しをするにはちょうどいいタイミング。テンポがね、全然いいんですよね。 あとがきは、ありません…

オフィス・ファントム File 2 史上最悪の奪還(赤城毅、祥伝社NON NOVEL)

燃えと萌えをと期待して赤城毅を追っかけてる身としては、強い女と弱い男が主人公のこのシリーズはいささかパワー不足だったりするのですが。現代軍事サスペンスふうの設定なのに中身は時代劇だし(^^;)。 なんでこんなん読んでるんだ、俺わ。オフィス・ファ…

虎落笛鳴りやまず 帝都探偵物語(赤城毅、光文社カッパノベルス)

久々の帝都探偵物語。相変わらずの美文です。 中盤ですが、大正からきな臭い昭和に移って、ひょっとして「魔大陸の鷹」シリーズと関連出てきますか、これは。共闘とか面白いかもしれませんね。 そんなことよりアニメの「電脳コイル」が急展開なので、小説第…

有翼騎士団 完全版(赤城毅、祥伝社NON NOVEL)

楽しい楽しい赤城毅。昔3部作だったのを一冊にまとめたものだそうです。 1889年ビスマルク政権下のベルリンに始まり、デュッセルドルフの古城、列車の屋根、パリ郊外、地中海航路の豪華客船と、活劇の舞台も転々としつつ、それでお姫様に新撰組にサムライ剣…

オフィス・ファントム File 1 史上最大の誘拐(赤城毅、祥伝社NON NOVEL)

ついこないだ「書物狩人」読んだばっかなのに、もう新刊。早くね? 現代劇で新シリーズ開幕ですな。これは人外の者は出るんかなぁ?オフィス・ファントム (ノン・ノベル)作者: 赤城毅出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2007/06/01メディア: 新書 クリック: 1回…

書物狩人(赤城毅、講談社ノベルス)

土日に友人と飲むので上京し、その往路新幹線で読了。 赤城毅には珍しい、現代日本を舞台にしたシリーズ短編集。 古書なんてそんな興味も無いので、どこからフィクションなんだかよく判りませんでしたが(^^;)結構楽しめました。マスターキートンとかギャラリ…

燃える地平線(赤城毅、祥伝社NON NOVEL)

伊集院従吾(魔大陸の鷹)シリーズの新刊で完結編。中盤の仲間割れは、定番なんですけど最早要らないでしょう。ラスボスとの戦いに全てを懸けて欲しかったです。あっさり終わりすぎ〜。ま、ネヴァーエンディングのようですが。燃える地平線 (ノン・ノベル)作…

青鱗館の恐怖 帝都探偵物語(赤城毅、光文社カッパノベルス)

「くだんのはは」の前に読んでたけど書き忘れてました。妖怪モノです。「木乃伊」の文庫落ちまでが長かったので、ノベルズ版で読んでしまいました。 内容自体はいつもどおりですが、タイトルについて一言。 「ハエ男の恐怖」という映画の邦題は秀逸だなぁと…

虹のつばさ(赤城毅、講談社ノベルズ)

赤城毅の最高傑作!ひたすら楽しいだけの本! 読み返すのは久々、3度目か4度目。「紅の豚」をベースに、ラピュタやカリ城、ナディア、黒い三連星、仮想戦記、宝島―いろんな要素が詰め込まれたストーリー、キャラクター。それを萌え萌えシンプルかつ懐かしい…

私が愛した木乃伊 帝都探偵物語(赤城毅、光文社文庫)

久々の木暮十三郎シリーズ。光文社ノベルのほうでも新刊が出てたので、それにあわせての文庫化ですな。なんか装丁が前のと違うような気がしますが。私が愛した木乃伊 (光文社文庫)作者: 赤城毅出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/11/09メディア: 文庫この…

氷海の狼火(赤城毅、祥伝社NON NOVEL)

「魔大陸の鷹」シリーズの新刊。うーん、ちょっと冗長だなぁ。氷海の狼火―魔大陸の鷹シリーズ (ノン・ノベル)作者: 赤城毅出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2006/09/01メディア: 新書 クリック: 2回この商品を含むブログ (9件) を見る

ノルマルク戦記 7(赤城毅、スーパーダッシュ文庫)

最終巻。苛め抜かれた主人公が今回ばかりは反撃一方に転じます。富野由悠季ばりにどいつもこいつも皆殺しです。ノルマルク戦記〈7〉滅びの星輝くとき (集英社スーパーダッシュ文庫)作者: 赤城毅,小河原亮出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/08メディア: 文…

ノルマルク戦記 6(赤城毅、スーパーダッシュ文庫)

3ヶ月ぶり?で最終巻(7巻)と同時発売。主人公がこれでもかこれでもかといじめ抜かれます。もう腐女子の人はたまらんでしょうねぇ(偏見^^;)。いよいよ大詰めです。 あと、脇役も含めてほぼ全員にカオ入り人物紹介がつきました。なるほど、発売が遅れただけ…

ノルマルク戦記 5(赤城毅、スーパーダッシュ文庫)

大きな戦もあるんですが。うーん、なんだろう。今後ハジけそうな期待感だけがずっと続いてるというか、喰い足りないんじゃ〜。ノルマルク戦記〈5〉愛と哀しみの戦野 (集英社スーパーダッシュ文庫)作者: 赤城毅,小河原亮出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/…

ノルマルク戦記 4(赤城毅、スーパーダッシュ文庫)

下記の続き。カラー口絵を見て「あー、鵯越の逆落としかー」と思いました。要は源義経なんですな。騎遊民がジンギスカンなところも含めて。 ま、弁慶相当のフィンレイは萌えキャラですが、フィンレイの泣き所とか勧進帳とかフィンレイの立往生とか見せてくれ…

ノルマルク戦記 3(赤城毅、スーパーダッシュ文庫)

下記の続き。つまらなくはないんです。ないんですが、意外性や盛り上がりもないんです。うーん、お約束はこの作家の持ち味なハズなんだけど。ノルマルク戦記〈3〉罪と罰の迷宮 (集英社スーパーダッシュ文庫)作者: 赤城毅,小河原亮出版社/メーカー: 集英社発…

ノルマルク戦記 2(赤城毅、スーパーダッシュ文庫)

下記の続き。大きな合戦があったりしますが、うーん、普通です。ノルマルク戦記〈2〉異端者たちの軍旗 (集英社スーパーダッシュ文庫)作者: 赤城毅,小河原亮出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/02/24メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (8件)…

ノルマルク戦記 1(赤城毅、スーパーダッシュ文庫)

いつのまにか発売されてたので1-3巻までまとめ買い。文庫本なのに2段組なんで、ちょっと読みにくいです。 読み始めた感じ、いわゆる普通のヒロイックファンタジー、貴種流離譚ですね。「アルスラーン戦記」や「十二国記」を髣髴させます。ま、美少女・美形…

熱沙奇巌城(赤城毅、祥伝社NON NOVEL)

ちょっと前に完全版が出てた「魔大陸の鷹」シリーズの新刊で、どうやらまだ続くみたい。 確かに前回のオチの大災害に比べるとスケール感が桁違いに小さいし、赤城節のハッタリや萌え要素も不足かな。期待は次作以降にに持ち越しで。あ、鉄人は大好きです(^^;…

魔大陸の鷹 完全版(赤城毅、祥伝社NON NOVEL)

赤城毅のデビュー作の復刊もの。3冊を1冊にまとめ、星野之宣(!)が挿絵を描いてます。 結局なにが「魔大陸」でなにが「鷹」なのかよく分かんなかったですが(^^;)、面白かったですね。大正時代を舞台にした冒険活劇で、インディ・ジョーンズのような、キャプテ…

紳士遊戯(赤城毅、光文社文庫)

赤城毅お得意の昭和初期の東京を舞台にした、勧善懲悪ペテン師もの。新書から文庫になったので、続編の「贋作遊戯」もそのうち出るものと思います。新書買わなくてよかった(^^;)。 解説にもあるとおり、るぅがツンデレ美少女趣味全開で、実に潔い(^^;)。紳士…

猫子爵冒険譚 復讐する化石(赤城毅、祥伝社NON・NOVEL)

ぶっちゃけ、ちゃんと続編が出るとは思っていなかったシリーズ(^^;)の2巻目。「鉤爪」の3巻が出てたので、どっちにしようかと思いましたが、ひとまずこっち。ところがこっちも恐竜ネタでした。復讐する化石―猫子爵冒険譚 (ノン・ノベル―猫子爵冒険譚)作者: …

帝都探偵物語8(赤城毅、光文社文庫)

パノラマ座の惨劇がサブタイ。オペラ座の怪人みたいな。この作者のこのシリーズとしては珍しく人外の者が登場しません。いつか出るだろう出るだろうと思ってたので、そーゆー意味で意外な展開でした。帝都探偵物語 (8) (光文社文庫)作者: 赤城毅出版社/メー…

猫子爵冒険譚 血文字GJ(赤城毅、祥伝社NON・NOVEL)

ヴェルサイユ体制下ベルリンという、赤城先生の伝家の宝刀抜いちゃいましたねって感じのお膳立て。ま、安心して読めます(^^;)。血文字GJ―猫子爵冒険譚 (ノン・ノベル)作者: 赤城毅,有賀ヒトシ出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2005/02/01メディア: 新書 クリ…