2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

サテライト‥オペレーション(小松左京、集英社文庫)

宇宙SFがメイン。 「飢えた宇宙」「女か怪物か」「会合-月の誕生-」「割れた鏡-月の死-」が面白かった。 「宇宙を見ろ、アキオ。ほとんど夜ばかりだ。時間も、闇も、虚無も、ほとんど無限だ。宇宙は人間よりも、はるかに妖怪に適しているんだ」(飢えた宇宙…

闇の中の子供(小松左京、新潮文庫)

全体的にはホラー寄りの短編が多いかな。 行政サービスの価格破壊を図る「第二日本国誕生」が面白い。つか電力会社すら選べないのは問題だよね。 「恋と幽霊と夢」は生贄砲を思い出しました。生命の断末魔の瞬間にいろいろとエネルギーがほとばしるという。 …

戦争はなかった(小松左京、新潮文庫)

田舎生活を戦後のノウハウで楽しもうという「木静かならんと欲すれど・・・」が面白い。 「戦争はなかった」も面白い。太平洋戦争敗戦抜きで、今の民主日本がありうるのか、という思考実験。 「四月の十四日間 または-日米もし"再び”戦わば」も面白い。とっ…

小松左京のSFセミナー(小松左京、集英社文庫)

昭和57年発行の古本。さすがに古い。 小松左京ほどの人がガンダムとイデオンの可能性に気づいていなかったのかと、それが意外。小松左京のSFセミナー (集英社文庫)作者: 小松左京出版社/メーカー: 集英社発売日: 1982/06メディア: 文庫この商品を含むブログ…