老人と宇宙(ジョン・スコルジー、ハヤカワ文庫SF)

宇宙と書いて「そら」と読む。ヘミングウェイは関係ありません。「宇宙の戦士」「終わりなき戦い」の衣鉢を継ぐ宇宙泥沼戦争絵巻。「さぁ来いモンキー野郎ども、人間一度は死ぬもんだ」は座右の銘です(^^;)。
中盤までの感じ、従軍経験を下敷きにしてる前述2作ほど、作者自身の問題意識は感じませんが、ぐいぐい引き込まれる感じで実に面白いです。
気になるのは、翻訳が上品ですね〜。もっと老人っぽい喋り、もしくはスラングの羅列みたいのでも良かった気が。ま、アメリカの老人はあーなのかもしれません。色んな意味でお若いですな(^^;)。
・・・読了。
これはいいものだ。続編読みたいです。できれば酒井昭伸の翻訳で。
あと、異星人のバラエティからすると前述2作に加え、「スタータイド・ライジング」あたりの血筋引いてるかもとか。

老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫SF)

老人と宇宙(そら) (ハヤカワ文庫SF)