沈黙のフライバイ(野尻抱介、ハヤカワ文庫JA)

ロケットガールのアニメも始まり、書店では野尻抱介まつりが・・・やってませんでした(^^;)。
待望の新作短編集。他にも今月の新刊は面白そうなのがありますねぇ。

  • 沈黙のフライバイ・・・いつもながらファーストコンタクト好きだし、上手いなー。タイトルでねたばれしてるのですが、それだけにラスト1ページが実にいい落とし方です。
  • 轍の先にあるもの・・・いつもながら軌道塔好きだし、上手いなー。P71「みんなクラークに騙されていた」とか、あんたが言うか(褒め言葉念の為)。
  • ゆりかごから墓場まで・・・C2Gスーツ、食事以外は素晴らしいですね(^^;)。P183、人命軽視のインドの火星植民計画が実際には最も成果を上げるってのは、実にそれらしいなーと。
  • 大風呂敷と蜘蛛の糸・・・タイトルからして脱力してますし、画期的新素材の扱い、読後感なんかが「ふわふわの泉」っぽくて良いです。

新幹線内で読了して、すぐ2周目も読了。すぐ2周できるお手軽さも良いですなー。それから、ロケットガール4巻(短編集)が出るそーですので、それも楽しみにしときます。アニメ化の恩恵ですなぁ。

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)