虎よ、虎よ!(アルフレッド・ベスター、ハヤカワ文庫SF)

長門有希の100冊のひとつ。有名作ですが、初読み。
個人的にはピカレスクロマン?っていまいち手が出にくいのですが、新装版が出てたのでなんとなく。
東京に遊びに行く新幹線往復路で読む・・・つもりだったのですが、強風で運行が乱れ、往路だけで読み終えてしまいました。そのくらいぐいぐいと引き込む勢いがあります。主人公はバカですが(^^;)、これ以上無いってくらいキャラが立ってます。他のキャラも立ちまくり。
終盤は文体もSF的発想もヴィジュアルイメージも、まぁすごいな、独特で。これは。50年代はフリーダムだなぁ(^^;)。刺青が浮かび上がるところとかは漫画版の仮面ライダー、炎に包まれた男が現れるくだりとか終盤とかはAKIRAを思い出しました。あと、アニメの「巌窟王」(未見)はこの作品イメージだそうで、ちょっと観てみたくなりました。
忘れた頃にもう一度読もう。