タウ・ゼロ(ポール・アンダースン、創元SF文庫)

長門有希の100冊のひとつ。
読むのは2回目。八戸出張の新幹線往復で一気に読了。素晴らしいい!
恒星間ラムジェット宇宙船が減速できずに無限に光速に近づくことで、ゆがんでいく時空。ゆられる電車のがたんごとんのたびに銀河をひとまたぎしてる感覚で。
絶望的な状況を乗り越える抑制された理性、逆境に立ち向かう不撓不屈の固い意志、知性と科学に対する揺るぎなき信頼。この手のシチュエーションには燃えずにはいられません。
そんでもって最後に拓ける新たな宇宙観。初読時のインパクトにはかないませんが、SFっていいなぁと心から感じます。

タウ・ゼロ (創元SF文庫)

タウ・ゼロ (創元SF文庫)