博物戦艦アンヴェイル(小川一水、朝日ノベルズ)

タイトルを一見して、野尻抱介の作品で博物なんちゃらってのが1巻だけ出て止まってるなぁ、とか思い出しましたが、それはともかく。
「天冥の標」はヘヴィそうなので、お気楽に読めそうなこっちを先に。
帆船と少女騎士。趣味丸出しけど、しっかりうっかりのヒロインが可愛いので全然許す。脳内CVは戸松遥。もうちょっと見せ場が欲しかったけど。虎丸・富樫みたいな立ち位置が多いので。
しかし世界観が良く解らんですよ。ファンタジーなんだろうけど、軌道塔と低軌道ステーションと思しき構造物や亜人類コンタクティー、オウム型サイボーグなんかも居るのでSFとして解釈したいところです。うーん?
命名規則もよく分からない。ゲルマン?ロシア?イタリア?っぽいなにか。女性なら「ティセラ」のほうが良いのではないかなぁ。
あと、帆船の図解と地図が欲しかった。
下記「薔薇とサーベル」(赤城毅)も騎士の名残の時代で、読んでる感覚は似通ってました。あれはひねりが足りない感がありましたが、これはこれでひねり過ぎのような感じ。まぁ続刊があるようなので、ぬるく期待。

博物戦艦アンヴェイル (朝日ノベルズ)

博物戦艦アンヴェイル (朝日ノベルズ)