導きの星 IV 出会いの銀河(小川一水、ハルキ文庫)
最終巻。
表紙の表情がすべてを物語っています。
終盤はちょっと詰め込みすぎというか急ぎ足という感もありますが。閉じるのが惜しくなる世界ではありますね。
導きの星〈4〉出会いの銀河 (ハルキ文庫―ヌーヴェルSFシリーズ)
- 作者: 小川一水,村田蓮爾,反田誠二
- 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
- 発売日: 2003/11/01
- メディア: 文庫
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前半、アルミティが隠居したのでコレクタとバーニィが強化されました。てゆうかこんなに長いこと主人公ふたりが隠居してたのか。
チキとセルェリの関係は、とくに子どもの頃の描写が欲しかったところ。すごい幼少期を過ごしてそう。ちょっと感情移入不足で、残念。というか全体的にえらい人が多いので、市井よりのキャラも居て欲しかったかなと。これ以上キャラ増えても把握できませんが(^^;)。
あと、終盤の三者鼎談。残りページこれだけでほんとに風呂敷たためるのか?とか心配しながら読んでて、ナニィの乱入から一気にチャンバラ・印籠で時代劇な感じの幕切れへなだれ込みます。しかしこの三者鼎談、論理的かつ虚々実々の駆け引きが実に読みごたえがありまして、もっと読んでいたかったような気もします(^^;)。