銀河のワールドカップ(川端裕人、集英社文庫)

少年サッカーチームが銀河帝国スタジアムのピッチに立って、高重力宇宙人や念動力宇宙人、アメーバ宇宙人などと熱いバトルを繰り広げるスペクタクルSF。結末は「戦いはまだこれからだぜ!」で終わる、そんなボンボンかジャンプみたいなお話。
なわけはなく、才気あふれる少年サッカーチームに出会った中年コーチの物語。翼は出てくるし、主人公は最初飲んだくれだし。どんなけロベルト本郷だよとか。まぁ知っててやってる感じですが。
・・・読了。こりゃいいや。
サッカーのルールなんて覚えてないしスペインサッカーなんて知りませんしワールドカップもまともに観てませんが、かなりビジュアルに訴えてきてくれます。小説なのにね。詳しい人が読んだらもっと判るのかも。
8人制サッカーなんてあったんですね。この人数に絞り込んだことで、中盤以降は8人の個性もすんなり入ってきます。都合3試合分ちょっとしか描かれないのですが、このチームの続きが読みたいぜ。
脳内CVは高遠エリカに川上とも子、西園寺玲華に能登麻美子NHKでドラマかアニメにしそうな作品だなぁと。

銀河のワールドカップ (集英社文庫)

銀河のワールドカップ (集英社文庫)