断絶への航海(ジェイムズ・P・ホーガン、ハヤカワ文庫SF)

古き佳きホーガン。
高校生時分に読んで、初版本よれよれのぼろぼろです。新装版も出てたはずですが、そちらは未読。
アルファ・ケンタウリへの播種宇宙船および世代宇宙船による恒星間航行、ケイロン人の独自の社会価値体系、中盤で展開されるクォーク関連の素粒子物理学、科学と人間に対する楽観性と終盤の勧善懲悪(これ重要^^;)―などホーガン節にシビレました。
下記「揺籃の星」「黎明の星」ともいろいろ似通ってるんですが、やっぱりこっちの方が圧倒的に面白い。なんでこんなに違うのか、うまく説明できませんが。思い出補正?
・・・読了!
やっぱり面白い!思い出補正なんかじゃないですね、これは。P66あたりからの「炎人間の炎物理学」のくだりは判りやすいし、P441あたりは判ってても鳥肌立つし。傑作でした。