サターン・デッドヒート(グラント・キャリン、ハヤカワ文庫SF)

ベーダー氏から面白い面白いとさんざ吹き込まれ、たしかにあちこちの書評を見ると面白そうだったので、貸してくれと頼んでた本。氏の引越しの際に発掘されたようで、「同2」ともども晴れて借りることが出来ました。thx〜。
異星人の遺物を探すべく土星界隈で繰り広げられるロケットレース。乗り組むは天才パイロットの考古学者と天才少年(?)。おおお、これは良い。実家に帰る新幹線でまとめて読めたこともあって、あっという間に終盤です(^^;)。残りページからすると(^^;)、ファーストコンタクトは無い?のかな?
衛星の配置や降下軌道の図版が欲しい気もしますが、んー、検索すればあるかも? あと、タイタン降下描写がありましたが、このころは既にホイヘンスの計画あったのかしら?やっぱ近未来ハードSFは早いうちに読んどいた方がいいんだなぁと改めて思いましたとさ。
絵的には「さよならジュピター」(小松左京)や「フェイダーリンクの鯨」(野尻抱介)「タイタン航空隊」(谷甲州)「マクロス劇場版」(土星の虹さ!)あたりを思い起こしながら読み進めてます。
・・・読了!
ファーストコンタクトの期待感を余韻として匂わせる読後感は「宇宙のランデヴー」(クラーク)「星を継ぐもの」(ホーガン)に似てますかね。次いってみよう。

サターン・デッドヒート (ハヤカワ文庫SF)

サターン・デッドヒート (ハヤカワ文庫SF)