スペースプローブ(機本伸司、ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

売る気あんのか?と疑わせるタイトルがまず秀逸(ほめてません)。
・・・中盤。
まずのっけからキャラ多すぎ。宇宙船クルー3人×2プラスアルファですが、フィーチャーエピソードや描き込みも不足で感情移入できません。せっかくカラオケボックスに居るんだから曲名入れるだけで人となりが少しは知れようものですが。でもって我欲に正直で裏街道突っ走りすぎ。人生ってそんなに袋小路だらけですか?
前の作品からそうした傾向がありまして、良いワンダーはあるだけにどうにも惜しい作家だと思います。終わりまで読まないとなんとも言えませんが。
・・・2周目中盤。
1周読んで性格掴めた(遅い^^;)ので、「石上カレンの憂鬱」よろしく幻聴キャスティングで香蓮(平野綾)、臣太と地の文(杉田智和)にして、ついでに友里(能登麻美子)をあててみました。少しは読めるようになったかな。