造物主の掟(ジェイムズ・P・ホーガン、創元推理文庫)

懐かしの古き良きホーガン。3-4回は読み返してる気がします。初版本、ぼろぼろ。
いわゆるファーストコンタクトもの。異星人のロボット生命体が土星のタイタンで進化して、中世西欧っぽい文明まで達してるという設定。今だったらナノマシンで片付けちゃうガジェットですが、この当時は旋盤だの溶接機だのといった工業用FAロボットの延長線だというのがいい感じです。
主人公のインチキ霊媒師ザンベンドルフ一党やロボット達のキャラクターも楽しい。ストーリーも、このころのホーガンはまだ勧善懲悪科学万能楽天主義で読めます。なんとなくザンベンドルフ一党は「特攻野郎Aチーム」っぽいかも?
スペクタクルシーンも多いので映画化しても面白いかもしれないですね。今のCG技術ならやれそうだし、タイタン地表の情景もホイヘンスの調査結果が使えるし。