人形つかい(ロバート・A・ハインライン、ハヤカワ文庫SF)

友人と飲みに上京した際の、新幹線往路用。さる友人が面白いと言ってたので手を出してみました。新装版で表紙絵も今風なんですけど、実際にはほとんど素っ裸で物語が進行します(^^;)。
解説にもありますが、基本ストーリーは「寄生獣」「スナッチャー」のラインです(微妙に古い)。ナメクジ型寄生宇宙人に対抗できる唯一の地球人は、タフなだけがとりえの主人公。そして聡明で不屈の父、強くて自由な妻。うーん、50年代ハインライン節全開(^^;)。
何度か出てくる「なにもしないということは、既にひとつの決断を下したということだ」という趣旨の言葉はいろいろと重いですなぁ。

人形つかい (ハヤカワ文庫SF)

人形つかい (ハヤカワ文庫SF)