月世界へ行く(ジュール・ヴェルヌ、創元SF文庫)

下の方の「地軸変更計画」の前作。初版は1964年で、ヴェルヌ歿後100年企画で新版で出たもの。
書かれたのは1869年。とにかく科学的常識の食い違いが凄い。エーテル宇宙論だったり絶対零度の概念すら無かったり。ま、そーゆー突っ込みを楽しむ作品ではないのだと思いますが。
それよりは、天文年鑑と首っ引きで、望遠鏡月面観測の範囲での正確さ(?)の方が面白い。
余談ですが。
下記の「クリスタルサイレンス」がハヤカワで再販されておりました(TT)。これを読むときにはゲーム「火星計画」の付録の火星地図壁紙を見ながら土地勘をつかんでました。

月世界へ行く (新装版) (創元SF文庫)

月世界へ行く (新装版) (創元SF文庫)