月は無慈悲な夜の女王(ロバート・A・ハインライン、ハヤカワ文庫SF)

巨匠の革命モノSFの代表作。高校時分、最初に読んだときは「いつになったらSFになるんだろう?」とか思いながら読み進めてた記憶があります。そのくらい革命色が濃くて、月の描写とか、自我を持った巨大ネットワークコンピュータ「マイク」の理論的コジツケとかは(今となっては)弱いです。カオをCG合成するシーンがありまして、史上初めてのCG描写だそうですが、なんとなく「マックスヘッドルーム」が思い出されます。あと、統一帝国ギガノス。
このところ、月の話や自我を持ったコンピュータの話ばかり読んでたので、この古典でもって締めるというかたち、かな。

月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207)

月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207)