サテライト‥オペレーション(小松左京、集英社文庫)
宇宙SFがメイン。
「飢えた宇宙」「女か怪物か」「会合-月の誕生-」「割れた鏡-月の死-」が面白かった。
「宇宙を見ろ、アキオ。ほとんど夜ばかりだ。時間も、闇も、虚無も、ほとんど無限だ。宇宙は人間よりも、はるかに妖怪に適しているんだ」(飢えた宇宙)
「アウストラロピテクスは月を見て何を感じたろう?ピテカントロプスは月に向かって歌ったろうか?ネアンデルタール人は月のことを何だと思ったろう?」(会合-月の誕生-)
- 作者: 小松左京
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1977/12
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闇の中の子供(小松左京、新潮文庫)
全体的にはホラー寄りの短編が多いかな。
行政サービスの価格破壊を図る「第二日本国誕生」が面白い。つか電力会社すら選べないのは問題だよね。
「恋と幽霊と夢」は生贄砲を思い出しました。生命の断末魔の瞬間にいろいろとエネルギーがほとばしるという。
「闇の中の子供」では「火垂るの墓」や伽羅先代萩がちょっと出てきました。
- 作者: 小松左京
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1975/03
- メディア: 文庫
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戦争はなかった(小松左京、新潮文庫)
田舎生活を戦後のノウハウで楽しもうという「木静かならんと欲すれど・・・」が面白い。
「戦争はなかった」も面白い。太平洋戦争敗戦抜きで、今の民主日本がありうるのか、という思考実験。
「四月の十四日間 または-日米もし"再び”戦わば」も面白い。とっちらかってはいるものの、「戦争の平和利用」という思考実験。
- 作者: 小松左京
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1974/05
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小松左京のSFセミナー(小松左京、集英社文庫)
燃えよ剣(司馬遼太郎、新潮文庫)
大河ドラマ「新選組!」の効果ってすげぇな、と。役者の顔が割とすんなり出てきます。
でも松平容保と徳川慶喜は「八重の桜」で上書きされてました(^^;)。
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1972/06/01
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- 作者: 司馬遼太郎
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