アリスへの決別(山本弘、ハヤカワ文庫JA)

失業予備軍になったので、気軽に本が増やせない/買えない/読めない状態になりました。しばらくは手持ちの本を読み返す方針。
さて。
山本弘の短編集。表題作あたりは、2010年の今だからこそ、という感じも。しかし各方面への皮肉が相変わらずキツい(^^;)。

アリスへの決別 (ハヤカワ文庫JA)

アリスへの決別 (ハヤカワ文庫JA)

以下ねたばれ。

  • アリスへの決別 ・・・非実在青少年問題を突っつきます。とは別に、実母が娘を撮っても違法という見方が面白かった。
  • リトルガールふたたび ・・・匿名不特定多数によるディストピア。新聞社は厳しいです、と身を持って知ったこの一週間。ところで、高槻だの真美だの菊池だの水谷だの三浦だのってのは、アイマスなのか?そうなのか?
  • 七歩跳んだ男
  • 地獄はここに
  • 地球から来た男 ・・・危ないネタだなぁ、という感想・反応自体が作者の狙いか、くそう、踊らされてるぜ。
  • オルダーセンの世界
  • 夢幻潜航艇 ・・・長編向きの設定の気がする。いい酩酊感。もう一回読む。3値論理ってのは面白いなぁ。