グイン・サーガ58 運命のマルガ(栗本薫、ハヤカワ文庫JA)
ヴァレリウスが前半で魔道士らしいところを見せつつも、後半はナリスべったりでちょっとヤな感じ。
末弥純の絵は健康的で非常によろしいのですが、既に天野イメージで「人ではない何か」になってしまったナリスについては、ちょっと末弥ナリスは人間的でありすぎるような違和感。挿絵って重要ですなぁ。
イシュトヴァーンの描く三国鼎立のかたちは、これが破れると分かってるだけに痛々しいものがありますな。いつ、どのように敗れるのかが見ものということか。
- 作者: 栗本薫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1997/11/01
- メディア: 文庫
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (16件) を見る