七都市物語シェアードワールズ(小川一水ほか、徳間ノベルズ)

下記のシェアードワールドアンソロジー
七都市物語」が雑誌初出が1986年でハヤカワ文庫本が1990年。このアンソロジー短編集が出たのが2005年ですから、まぁ息の長いというか根強いというか、正式な続編は出ないのかというか(^^;)。
短編4本。

うーん、小川一水は頑張ってるんですけどねー。ギルフォードの性格や戦略も「らしい」し、地の文の修辞や台詞回しも田中芳樹節っぽい。
それ以外はちょっと独自性というか変化球過ぎるというか、世界観や人物設定いじりすぎな気がしました。大転倒で地球人100億人全滅じゃなかったっけか? もっとこう、大時代的な陸戦が七都市物語の持ち味だと思うのですが。

七都市物語 シェアードワールズ (トクマ・ノベルズ)

七都市物語 シェアードワールズ (トクマ・ノベルズ)