月に繭 地には果実 下(福井晴敏、幻冬舎文庫)

下巻に行く前に、劇場版「ターンAガンダム 地球光・月光蝶」を観ました。ウィル・ゲイムは抹消されてました(^^;)。テテスもほんの一瞬。ザックトレーガーも出てきませんでした。なにより演説シーンがカットされてましたorz。むぅ。
どーゆーコンセプトで編集したのか、よく分かりません(TT)。粗筋とバトルシーンを描きたかっただけ?

そのザックトレーガーから下巻は始まります。ロータベータはイカスなぁ。
序盤ではキエル嬢がグエンやハリー大尉に依存気味でスタート。ディアナ様との関係にほころびが見え始めてますが、さてここからどう再生していくのかな。

月に繭 地には果実〈下〉 (幻冬舎文庫)

月に繭 地には果実〈下〉 (幻冬舎文庫)

・・・読了。以下ねたばれ。
再生しなかったのか(T_T)。あのディアナ様の最期はちょっと、無いわ。
終盤にかけての「皆殺しの富野」っぽい容赦の無い展開はじつに福井の本領発揮。救いがあるのか無いのかよく分からない、このやるせない余韻が富野作品らしいなーと思います。
あと中盤のガンダム黒歴史開陳がなんだかんだでやっぱり熱いのでした。