ヘミングウェイごっこ(ジョー・ホールドマン、ハヤカワ文庫SF)

ホールドマンは「終わりなき戦い」が面白かったなぁ。
ヘミングウェイの消失原稿を偽造して大もうけしよう!というコンゲーム小説かな。SF分としては、タイムパトロールが絡んでくるみたい。赤城毅が好きそうなネタです(^^;)。
・・・読了。
したけどよく分からない。なんなんだあの終盤は。とりあえず第一印象とは全然斜め上を行く小説でした。面白いは面白いのでもう一周読んでみよう。
中盤はえろえろな中年浮気絵巻。そういえばこういう作風だったっけと思い出しました。戦争とセックスとドラッグ。映画「7月4日に生まれて」的な意味でのマッチョアメリカン。ヘミングウェイじたいがこういう作風だったような気もします。もう覚えてないけど。
・・・2周目中盤。
主人公は「忘れることができない」という超絶記憶能力の持ち主なのですが、これを自分自身の過去や平行世界の自分自身およびその過去の脳味噌にアクセスし、シンクロできる能力と解釈するのかな? 過去にアクセスできるなら未来も可能? ・・・と思いながら、問題の終盤へ向います。
しかし、例えば今の自分の脳味噌の中身が未来の自分自身から参照されているとか考えると、怖い想像になってしまうのでした。

ヘミングウェイごっこ (ハヤカワ文庫SF)

ヘミングウェイごっこ (ハヤカワ文庫SF)