坂の上の雲 6(司馬遼太郎、文春文庫)

GWに会社で会議をやるので、その往復新幹線ならびにホテルで読み進めます。
思い込みだけで動く暗愚な帝政ロシア専制君主と、その取り巻きによる腐敗と無責任。
無謀なバルチック艦隊回航作戦と準備・検討不足による現場の不平不満。
恐怖政治で虐げられる民衆と周辺国による反攻の兆し。
少ない兵力を更に逐次投入で擦りつぶしていき、将官不足にあえぐ帝国陸軍
100年以上昔の物語なんですが、他人ごととは思えませんでしたね。会議の期間中ずっと。

新装版 坂の上の雲 (6) (文春文庫)

新装版 坂の上の雲 (6) (文春文庫)