順列都市 上(グレッグ・イーガン、ハヤカワ文庫SF)

長門有希の100冊のひとつ。邦訳イーガンでは最後までとっておいた、お楽しみの作品です。
序盤。
ディアスポラあたりと比べると全然分かりやすいです(^^;)。コンピュータや仮想現実描写もさほど遠くない未来というか、ネトゲ的というかセカンドライフ的というか。
でも、絶対このままじゃ進まないだろうなぁという予感/期待もひしひしと。
・・・読了。<コピー>そのものでは「キルンピープル」(ブリン)や「仮想空間計画」(ホーガン)を思い出し、
脳や意識のサンプリングレートという点では「BRAIN VALLEY」(瀬名秀明)や「ラギッドガール」(飛浩隆)を思い出し、
無限のカオスと連続性・秩序という点では「Self-Reference Engine」(円城塔)を思い出し。
これに「オートヴァース」(物理法則キャンセラー?)がどう噛んでくるのかが下巻のお楽しみですね。

順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)