キルン・ピープル 下(デイヴィッド・ブリン、ハヤカワ文庫SF)

下記の続き。
本編の前に酒井昭伸の訳者あとがきを読んだら、まぁこれが的確かつ面白い。サクラ大戦だの攻殻機動隊だのコトブキヤだの、御歳51だそうですが、感性が若いんですなぁ。自分でSF小説書いたりしてないのかなぁ。
・・・本編中盤。
今ごろ気付きましたが、けっこう古典的なSFテーマ「記憶も意思も移植できるクローンによる不老不死」なんですな。ただ、なんか超展開になりそうな気配も濃厚。
あと、この近未来世界は2007年現在のインターネット社会をカリカチュアしてる感じですが、書かれたのは2002年。たしか当時はまだブログとかYOUTUBEとか、無かったよなぁ、と。二重の未来予測思考実験が仕組まれてる感じで楽しいです。
・・・終盤。
来たよ大詰め66章。「人類の変容」テーマに持っていきますか?いきなり現れたおまえは「おれ」なのか?
・・・読了。もう一周読み返すことにします。