エンデュミオン エンデュミオン(平谷美樹、ハルキ・ノベルス)

だいぶ前にBOOKOFFで保護したまま積読になってたもの。描写が細かくて丁寧で、だいぶ時間がかかるかもです。
序盤。月面開発を主軸に、妙な電波を受信しちゃってる人たちがたくさん出てきます。
前に読んだ「エリ・エリ」がガジェット的には面白いんだけど読後感が微妙〜って感じだったので、過度の期待は禁物かな、と用心しながら読み進めてます。
・・・中盤。
ホラー風味強いですが、けっこう面白いです。
ガジェットを列挙すると、擬人化されたギリシャ神話のセレネとエンデュミオン、牧場に現れた月面、月面に現れた牧場、ユング集合的無意識、電波でいかれた殺人鬼の群れ、アメリ大統領の陰謀(^^;)、東洋の活仏vs新興宗教家。
登場人物がえらく多い上に外人ばっかりなので、キャラ覚えるのが大変です。
・・・読了。
終盤で、いろんな場所で展開されていた物語/たくさんの登場人物がようやく一本に収斂されて、月を舞台にカタスタロフ。煙に巻かれた感もありますが、余韻はいいですね。