宇宙消失(グレッグ・イーガン、創元SF文庫)

1日1冊ってどんなペースだ、やばい、財布的に(^^;)。という危機感により、読み通すだけで1週間、たぶん2周するので半月近くはこれ一冊で過ごせるであろう本を引っ張り出してきました。
昔読んで、忘れた頃に読もうと思ってたイーガンの長編。ほんとにきれいさっぱり忘れてて、たしかアイデンティティ崩壊と人間原理でやたら難しかったような・・・?くらいの記憶しか残ってません。
序盤。あれれ?なんか普通に読めるサイバーパンクハードボイルドミステリだよ??
・・・中盤、第二部。
忠誠モッドによって主人公が文字通り人が変わったようになってしまいます。うう、感情移入しにくいことこの上ない。けど、ところどころの閃くようなワンダーが楽しい。この辺から量子論観測問題が出てくるんですね。なんか涼宮ハルヒを100倍くらい小難しく、偏執的に書き込むとこうなるんかな、みたいな。
・・・読了。
うおー、「ブラッド・ミュージック」(グレッグ・ベア)読みてぇ〜。売ってねぇ〜。「涼宮ハルヒの驚愕」読みてぇ〜。まだ出てねぇ〜。
・・・2周目読了(6/23追記)。
ほんとに半月掛かってしまいましたよ。いくつかキーパートがある中で、P311からのくだりが核心だな、とは分かるんですが、結局読み解けなかったっす。バブル・メイカーは結局誰なんですか?

宇宙消失 (創元SF文庫)

宇宙消失 (創元SF文庫)