量子宇宙干渉機(ジェイムズ・P・ホーガン、創元SF文庫)

再読。月末に野尻抱介の新刊が出るらしいので、それまでのつなぎにと、分厚めのをチョイス。
ねたばれなので詳しくは書きませんが、侵略SFです。前回読んだときはあまりにも読後感が悪く、ホーガンのファンであることが恥ずかしくなりました。いやまじで。
とはいえ量子論多世界解釈という概念をこの本で初めて知った、記念すべき作品でもあります。あれからだいぶ経ち、イーガンやソウヤーも読んだ現在では、少しは面白く読めるかな?と。ほんの少しだけ期待して。
・・・読了。
中盤までは結構まともなハードSFしてて面白かったんだな、これ(笑)。
結末が侵略だとわかった上で読んでるせいでもありますが、ホーガン自身も侵略なのを自覚してたみたいで、そこをなんとか取り繕おうとしてるのが筋書き、設定などに仄見えて面白かったです。

量子宇宙干渉機 (創元SF文庫)

量子宇宙干渉機 (創元SF文庫)