川の名前(川端裕人、ハヤカワ文庫JA)

ぐいぐいと引き込まれるように、仕事を忘れて(汗)読みきってしまいました。
「夏のロケット」や「竜と、われらの時代」なんかと比べるとややスケールとか熱さの面で弱めですが、やっぱり面白い。都内の多摩川べりに住む小学5年生3人の夏休みの、いわゆる小さな大冒険ですね。現代版ズッコケ3人組(だっけ)みたいな。ハヤカワ文庫にしてはSF分が弱め(てゆっか、無い^^;)で、角川文庫の「the S.O.U.P.」あたりの方がよっぽどSFしてるかな、と。
ちょっと気になったのが、地の文の書き方で、最初は「僕」一人称で書いてたんじゃないかなぁとか邪推してみる。

川の名前 (ハヤカワ文庫JA)

川の名前 (ハヤカワ文庫JA)