スタープレックス(ロバート・J・ソウヤー、ハヤカワ文庫SF)

またソウヤー。そろばん玉のような形の巨大宇宙船に科学者を目いっぱい詰め込んで銀河旅行。解説でも書かれてますが、ビーグル号とか、あとイルカも乗り組んでて「スタータイド・ライジング」を思い出したり。
中盤まで読んだ感じ、ファーストコンタクトにゲノムに超光速航法に素粒子物理学に、おお、タイムトラベルまで出てきた。とにかくいろんな分野科学で謎が謎を呼ぶ展開です。やー、いいなぁ。わくわくするなぁ。これがほんとに収束するのか?と思いつつ、ソウヤーだから大丈夫だろうと安心して読み進めてます。
・・・読了〜。
さすがにソウヤー、上手くまとめてくれてます。P359、銀河を手で掴み込むシーンが白眉かなと。A.C.クラークよろしく「地球中年期の終わり」だったんですな。
そうそう、国内SFではマップス長谷川裕一)を思い出したことも追記しておきます。

スタープレックス (ハヤカワ文庫SF)

スタープレックス (ハヤカワ文庫SF)