太陽の黄金の林檎(レイ・ブラッドベリ、ハヤカワ文庫NV)

短編集の新装版です。挿絵に風情があって良いです。
あとで書くとなんか忘れそうなので、ちょこちょこ書き足していくことにします。

  • 「霧笛」これが読み直したくて、この本を買ったようなもの。そーか、悲しい話だったのか(^^;)。「帝都探偵物語」でパクられてたものの元ネタ。
  • 「四月の魔女」P40の挿絵で空を飛んでるのはアノマロカリスかと思った。
  • 「鉢の底の果物」プロットが荒木飛呂彦っぽいサイコスリラー。
  • サウンド・オブ・サンダー」ごろごろ、ばりばり、どーん、ばしっ、ぴしゃーん、がらがら。雷のような音と一言で言っても擬音だけでこんなにある。なんてことを最後の一行で思いましたとさ。少しだけ「さよならダイノサウルス」っぽいタイムトラベル恐竜もの。ハリウッドで映画化するようですが、叙情を期待しちゃいかんのだろうなぁ。
  • 発電所」PLC(電灯線インターネット)時代のサイバーパンク、と書いちゃうと叙情も何もあったもんじゃありませんが。
  • 「草地」映画のセット。いい話だ。この本の中では一番好き。
  • 「歓迎と別離」文字通り永遠の少年の話。ショートショートSFはかくあるべしっていう手本ですな。

太陽の黄金の林檎 (ハヤカワ文庫NV)

太陽の黄金の林檎 (ハヤカワ文庫NV)