機動戦士ガンダムUC 1〜7(福井晴敏、角川コミックスエース)

ラプラスの箱の中身を知ったうえで通読中。
初読時には流したような場面(ラプラス遺跡内の演説とか)でも意味が込められていたり、カーディアス・ビストやローナン・マーセナスなどの事情通が喋る台詞も腑に落ちるところが大きいです。
以下、書影と妄想。

機動戦士ガンダムUC〈3〉赤い彗星 (角川コミックス・エース)

機動戦士ガンダムUC〈3〉赤い彗星 (角川コミックス・エース)

あとは、OVA化でどうなるのかとか妄想しながら。
OVA全6巻3時間だとすると、尺が足りないので、たぶんエコーズ関連、ビスト家とマーセナス家の醜聞関連はまるまる削除されるんじゃなかろうか。アニメなんて結局ガンプラ販促物ですから、どうしてもMSバトル中心になっちゃうよなぁ。
パラオ編、トリントン編は新規MSがほとんど出ないので削除。MAシャンブロは採算上プラモにはならないと思うのでドバイ関連を削除し、ダカール編は大幅改変。艦船系はガランシェールとメガラニカがモデル化・・・されねーべなぁ(^^;)。
福井小説ではミネバが第1主人公といって良いほど軸のブレないキャラ(世間知らずの理想主義者、褒め言葉念の為、あと萌え)でしたが、なんといっても専用MSが無いという点でガンダムアニメの主役は張れません。バナージ君は立場ブレまくりですが、それはガンダム主人公の伝統みたいなもんですし(^^;)、主役機のパイロットとして強調しなければならないでしょう。このためマリーダさんやリディ君も出番を削られそう。タクヤとミコットなんてカツレツキッカ扱いか(^^;)。
ジンネマン、ダグザはパイロットじゃないのでキャラの格が落ちますが、名台詞も多いので頑張って欲しいところです。おっさんもOVAの購入層と重なると思いますが、・・・微妙?

こんな構成かなーと妄想妄想。
Vol1、永井一郎(asサイアム・ビスト)のナレーションに続きギラ・ズールのモノアイからスタートするのが筋というものでしょう(^^;)。ミネバとバナージのインダストリアル7内のチェイスを見せ場に、ユニコーン大地に立つまで。とりあえず主要キャラは全員カオ見せ(^^;)。
Vol2でプロローグの「ラプラス事件」を2巻の冒頭に持ってきて、現在に戻り、クシャトリヤシナンジュ戦まで。
Vol3、パラオ編は圧縮/削除。ラプラス遺跡戦〜大気圏突入まで。見せ場はバトルそのものよりは愁嘆場をメインに。
Vol4、ダカール編は圧縮/大幅改変。見せ場として、MAシャンブロ代わりにバンシィVSデルタプラスユニコーン戦をセット。「ユニコーンガンダムは伊達じゃない」まで。問題はブライトさんをどーするか。
Vol5、L1ジャンクションは圧縮/削除。FAユニコーンのメガラニカ突撃〜ローゼン・ズール戦が見せ場か。
Vol6でラプラスの箱開陳とメガラニカ内フル・フロンタル戦。コロニーレーザー&エピローグ。
劇場版もあるような話ですが、むしろエピローグのそのあとをやって欲しいかも。

しかし一方で、こんなダイジェスト版になるくらいなら、アニメでは皆殺しエンドにして、全然別モノにして欲しいような気も(^^;)。

以上、妄想でした。