シャングリ・ラ 上(池上永一、角川文庫)
首都圏ではアニメ化されてるようなのでタイトルだけ知ってた作品。池上永一は初読み。
序盤。
CO2削減のために東京都心を腐海に沈めんとする天空の城と、それにブーメランもて刃向かう運命の超少女ナウシカ、みたいな感じ? ユパさま相当がオカマ(^^;)。
もう少し読み進めたら、AKIRAのミヤコ教団っぽいのも出てきました。あと「覚悟のススメ」の東京番外地の描写もちょっと思い出しました。
なるほど、これはアニメ化されるわけだわ(^^;)と。地図が欲しいです。
炭素本位制経済ってのはちょっと面白いね。もうちょっと突っ込んで欲しいけど。
・・・読了。
うーむ、濃ゆい。こってりというか、もはや脂分ぎとぎとで男子高校生の昼飯定食のような味わい。とはいえ、描写やキャラの極端さが濃いのであって、あまり奥行とかストーリー的に情報量・密度が高いという感じではありません(ほめてません)。たぶん突っ込みどころも満載。
アニメのほうもBSデジタルで放映するみたいです。原作をかなりクラッシュしてるらしいので、どう料理されてるのかがちょっと楽しみ。この濃さで出されたらちょっと勘弁(^^;)。
- 作者: 池上永一
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/10/25
- メディア: 文庫
- 購入: 6人 クリック: 65回
- この商品を含むブログ (125件) を見る