ハイペリオンの没落 下(ダン・シモンズ、ハヤカワ文庫SF)

第3部ではシュライクにひどい目に遭わされてる巡礼たちと、対アウスター全面戦争でパニックに陥る連邦諸惑星を描きます。

  • 絶え間ない苦痛から詩想を得る詩人サイリーナス。「ラギッドガール」(飛浩隆)を思い出しました。
  • いきなり禅問答を仕掛けてくるテクノコアの偉い人(ヒト?)「雲門」。サイバースペースのビジュアル的にはゲーム「Rez」を思い出しました。
  • シュライクvsカッサード大佐。「覚悟のススメ」の零式鉄球、ライvs覚悟を思い出しました。
  • 知性・共感・虚空界の三位一体。量子論SFっぽい。後半で重要ですので覚えておきましょう。
  • 土壇場で本性を表すテクノコアとアウスター。燃える展開だ。

・・・読了。
まだ謎が積み残されてる気もしますし、「エンディミオン」以降で回答篇が示された覚えもありませんが(^^;)、読後感は案外さわやかでした。

ハイペリオンの没落〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

ハイペリオンの没落〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)