ハイペリオン 上(ダン・シモンズ、ハヤカワ文庫SF)

忘れた頃に読み返そうと思っていた大長編。
無人島に一人で流されたときに本を8冊持っていけるとしたら、このシリーズ4部作8冊。巡礼たち7人がバラエティ豊かで飽きないのと、ビジュアルイメージ(宇宙を飛ぶ全長1kmのクリスマスツリー!)やSF小道具設定(時観城!)など想像力を働かせる余地が充分にあるのが魅力です。あとアイネイアー萌え。
宇宙をどこでもドアネットワークで結んだ「連邦」とその一辺境惑星「ハイペリオン」、謎の古代遺跡「時間の墓標」および不死無敵の怪物「シュライク」をめぐる一大絵巻。全体的には脳内漫画家は松本零士

  • 司祭の物語 ・・・イエズス会の伝道を下敷きに、惑星ハイペリオンが如何にヘンな星かを描いていきます。脳内漫画家は貞本義行
  • 兵士の物語 ・・・つよいぞしゅらいく!エログロバイオレンス!脳内漫画家は三浦建太郎
  • 詩人の物語 ・・・初読時は詩人サイリーナスがウザくてしょうがなかったのですが、再読でもやっぱりウザかった(^^;)。脳内漫画家は長谷川裕一

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ジョン・キーツというイギリスの詩人の「ハイペリオン」という詩がベースらしいので先に読んでおこうと思いましたが、岩波文庫版の立ち読み数ページで挫折しましたorz。