虚無回廊 II(小松左京、ハルキ文庫)

SSの中に入り込んだ「私」ことHE2がSS内部に既にたくさん集まってる宇宙生命たちとファースト?セカンド?サード?コンタクト。なんでこんなにディテールにこだわるのかよく分かりませんが、観てきたかのように描き込まれてます。ワイドスクリーンバロック風な感じです。他星生命および文明の進化の様子とか、80年代的でちょっと受ける印象は古いのですが。
P87。「生命で知的でないものが存在するかね?」はけだし名言。
さてSS本体との交信が可能になった!のか?というところで終わり。ここから先は未知の領域です。IIIでも未完なのは判ってますが、どこへ連れて行ってくれるのかなーと楽しみ。

虚無回廊〈2〉 (ハルキ文庫)

虚無回廊〈2〉 (ハルキ文庫)