天の光はすべて星(フレドリック・ブラウン、ハヤカワ文庫SF)

巻末解説というか、エッセイを「天元突破グレンラガン」脚本・シリーズ構成の中島かずきが書いています。そういえば最終回のサブタイトルがこの作品名だったっけかと。
それよりは星野之宣の「2001夜物語」としての印象の方がそりゃもう強いわけですが。マックスという名の老博士の開発したエンジンで人類初のワープ航法に娘が挑むというエピソードで。
その元ネタとなってるのがこの本。書かれたのは1953年。ブラウン自身は何歳だったんでしょう。老いらくの恋だとか、作中で交わされるSF談義だとか、楽観的でパワフルな序盤と終盤の落差だとか、それなりの壮年期でないと描けない境地のような気もします。
あと木星ロケットがテーマだったので、「プラネテス」を読み返してみようと思いました。