フリーランチの時代(小川一水、ハヤカワ文庫JA)

短編集5本。
アイマスオンリーイベント「My First St@ge」のため上京する新幹線で読了。

  • 「フリーランチの時代」…これだけ読んだことあります。あっけらかんとしたファーストコンタクト&人類の変容テーマ。いや、これは侵略か?(^^;)
  • 「Live me Me」…認識論・記号論あたりかと思いきや、サイボーグの人造人間系アイデンティティテーマです。中盤のゲームや「シンセット」が普及するユーザーオリエンテッドな過程などはいい小川節でした。
  • 「Slowlife in Starship」…下記と同様、豊かさが人類に何を与え、奪ったか。いいロマンです。
  • 「千歳の坂も」…この辺も人類の変容テーマと言っていいんでしょうか。豊かになりすぎた人類が次に何をするのか、何をすべきかといった思考実験的で、かなり大風呂敷広げてくれます。けっこう小川一水はこのテーマ多い気がします。
  • 「アルワラの潮の音」…傑作長編「時砂の王」の挿話。熱い。清く正しい成長譚。

フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)

フリーランチの時代 (ハヤカワ文庫JA)