フリーランチの時代(小川一水、ハヤカワ文庫JA)
短編集5本。
アイマスオンリーイベント「My First St@ge」のため上京する新幹線で読了。
- 「フリーランチの時代」…これだけ読んだことあります。あっけらかんとしたファーストコンタクト&人類の変容テーマ。いや、これは侵略か?(^^;)
- 「Live me Me」…認識論・記号論あたりかと思いきや、サイボーグの人造人間系アイデンティティテーマです。中盤のゲームや「シンセット」が普及するユーザーオリエンテッドな過程などはいい小川節でした。
- 「Slowlife in Starship」…下記と同様、豊かさが人類に何を与え、奪ったか。いいロマンです。
- 「千歳の坂も」…この辺も人類の変容テーマと言っていいんでしょうか。豊かになりすぎた人類が次に何をするのか、何をすべきかといった思考実験的で、かなり大風呂敷広げてくれます。けっこう小川一水はこのテーマ多い気がします。
- 「アルワラの潮の音」…傑作長編「時砂の王」の挿話。熱い。清く正しい成長譚。
- 作者: 小川一水
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/07/01
- メディア: 文庫
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