時の顔(小松左京、ハルキ文庫)

下記と同じく古本屋で買ったもの。時間テーマSFを集めた中・短編集。

  • 時の顔・・・「あやかしあやし」や「大江戸ロケット(まともに見れないけど)」でおなじみ?の天保年間を扱った時代劇SF。さっぱり人名や事件、団体などは分かりませんけどね。
  • 地には平和を・・・前にも読んだけど、この独特の息苦しさは迫ってくるものがあるなぁ。
  • お茶漬の味・・・脱力したタイトルの割に、ストレートな、あまりにストレートな文明批評SFです。後半、エンターテイメント性が薄すぎる気が。

時の顔 (ハルキ文庫)

時の顔 (ハルキ文庫)

・・・読了。「地には平和を」と「ホムンよ故郷を見よ」が良かったです。以下ねたばれ。

  • 失われた結末・・・そーじゃないかと思ったけど、やっぱりメタだ。
  • ホムンよ故郷を見よ・・・これは凄い。面白い。文明批評要素もきっちりしてるし、読み返したくなるオチも素晴らしい。