邪魅の雫(京極夏彦、講談社ノベルス)
京極堂は肩凝りと鬱に効くため、苦行を終えるまでは読むまいと放置していた本。それにしても重い。
書評などを見てると以前ほどの輝きは無いようですし、読み始めた感じやや冗長かな、と。
むー。ミステリって京極くらいしかまともに読んでないので、もう一発欲しいところです。
・・・序盤、200ページほど読んだところ。
なんかキャラ、違くない? と違和感があったのですが。どうも映画のキャスティングに引っ張られてるような気がします。以前の脳内京極堂は芥川龍之介の亡霊だったわけですが、今回は堤真一をあてた方がしっくりくる感じ。関口君、木場修も映画どおりの脳内配役で。
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/09/27
- メディア: 新書
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P.672で関口君がいみじくも語ってくれましたが、感情移入できるような事件じゃないというのが実感ですねぇ。キャラの魅力?が足りない感じ。今回は漫然とした読書だなぁ。いよいよ憑き物落しが始まります。