火星鉄道一九(谷甲州、ハヤカワ文庫JA)

航空宇宙軍史シリーズ。
一冊だけ本を持っていける無人島に行く機会があれば、二回目はこれですね。一回目は「ふわふわの泉」(前出)。
緊迫感にあふれる地味なドンパチ、土木とか測量とか索敵とかの技術者の地味な大活躍、目で見て手で触れられる範囲での宇宙空間の広さ、戦争中なのになんとなく笑える展開。大傑作です。
DKB氏がこの短編集を紹介してくれ、それ以降国内SFを読むようになりました。ありがとう。